美髪の為のシリコン・ノンシリコンの考え方について
サロントリートメントが髪を傷めるという説は、本当でもあり、間違いでもあります。
サロントリートメントが髪を傷める理由とは??
サロントリートメントはシリコンで皮膜をつくり、髪にコーティングを施す事が一般的です。
ともすると世間一般敵には極端な話に偏りガチで、
髪に余計なものを吸着させるシリコンは悪い物。何もしないノンシリコンは良い物。
といった都市伝説が生まれています。
しかしここでひとつ考えて頂きたい事があります。
シリコンとノンシリコンに善悪や優劣があるのだとしたら、
皆さんが病院で処方される薬についてはどうでしょうか??
症状によって効果のある薬、効果の無い薬があると思いませんか??
例えば貴方が風邪をひいていて目の前に処方された薬があったとします、
そしてあなたには下記の2つの判断の余地があったとします。
●薬を飲んで早めに風邪を治す
●薬を飲まずに自力で風邪を治す
どちらを優先しても間違いではないと思いませんか??
最終的に大事なことはあなたが目の前の何に対して、どのような効果を求めるのか??
そして、その要望に対して医師が適切な判断で薬を処方する。
という事がが根本的に悩みを解消する行動に繋がる筈です。
科学の力がシリコン・自然治癒はノンシリコンと例えてみる
上記の例えの場合
シリコンは科学的な薬、ノンシリコンは自然治癒と近い考え方かと思います。
●風邪に対して効果的な処方をされた薬は、医師の正しい判断があれば効果的に、かつスピーディーに風邪を完治させてくれるはずですし、
●自然治癒に任せても、心身のバランスを整える事ができれば、風は完治できるはずです。
両者で大事な事は効果・効能を理解し、適切に処置することであり。
科学的だから、自然だからどうしたという理屈は不毛な議論となるわけです。
薬と自然療法が風邪に効果があった、無かったと
シリコン・ノンシリコンで髪が良くなった・良くならなかったという結果
これらが結果に繋がらない場合の原因は
「消費者の判断任せ」
という事が一番の原因になります。
正に、
冒頭で触れたシリコンとノンシリコンの善悪のお話は
「使用の判断をお客様任せにしている」
ということで、結果がばらつくために生まれたお話なのです。
シリコン・ノンシリコンの良い悪いは使い方次第
髪は爪のように、一度でも傷んだ部分は自発的な再生を期待する事は出来ませんし、
傷ませない事が一番な事は間違いありません。
しかし、傷んでしまっている状態で来店されるお客様が多いのことも現実であり、
●シリコンが必要な髪への適切な処置
●使い続けても蓄積していかない皮膜バランス
●髪に害のある残留物を閉じ込めない適切な処置
●どんな方法であれ傷む技術であるカラーやパーマ、縮毛矯正後にシリコンで手触りを向上させる
こういった髪の状態のお客様の髪への使用方法・判断が正しければ、シリコンは髪を修繕するとても優秀なバートナーとなります。
結果として、あなたにお伝えしたい事は、シリコンを
どうして使うのか??
どのように使うのか??
という事が重要であり、
「現在の髪への正しい判断ができれば髪に良いもの」
となり
逆に
「判断が悪ければ髪に良くないもの」
という事になりえます。
シリコン・ノンシリコンについての善悪・優劣は
使用する人の判断によって
「良いものにもなり、悪いものにもなり得る」
というまさに表裏一体のものであり、言い変えて例えるなら
●パサつきやすい髪にノンシリコンのシャンプー&トリートメントを使用しても良い結果に繋がらず結局シリコン系のオイルなどで疑似的に保湿することになります。この場合は最初からシリコンやポリマー入りのシャンプーやトリートントを使用した方が良い結果が生まれやすい。
逆に
●髪のまとまりやダメージをほとんど感じない髪にシリコンを過剰に吸着させると、べたつきや重さを感じる場合があります。この場合はノンシリコンタイプのモノを使用した方が良い場合が多い。
というように使用する対象との相対関係で変わるという事が言えるのです。
プールブーのトリートメント施術について
当店のケアは、ダメージした部分をコーティングするシリコントリートメントを使用する場合ももちろんありますが、
その場合は薬剤による残留物を除去した後で皮膜形成を行うことが前提なので、髪に良くないアルカリや過酸化水素が残ったまま皮膜を作るような事はありませ。
また、強すぎる皮膜で髪をいつまでも誤魔化すような施術でもありません。
擬似タンパクを髪に補い、髪本来の美しい状態に近づけていく事が目的となっています。
と同時に、土台となる頭皮にはエイジングケアを行い、根本から髪を良くしていきます。
当店のトリートメントはアイロンなどで無理に皮膜を作るわけではないので、
●傷んだ毛先を擬似的なタンパク質でしっかり修繕
●頭皮からのエイジングケアで根元の髪を健康的に
こういった工程をふんでいるからこそ、当店のお客様の髪はとても綺麗にまとまりよくなっていきます。
すこし本題から話が逸れてしまいましたが、
使用方法を間違えなけれければ、現在の薬剤に極端に悪いものなどありません。
各メーカーさんはとても勉強していますし、
昔よりも薬剤はずいぶん進化しています。
売り方のひとつとして、シリコン・ノンシリコンという対比があった方が消費者に分かりやすいというだけの話で、
薬剤の優劣は
正しい知識で、正しく使用できているかということに尽きます。
あなたの髪には、正しい薬剤選定が行われていますでしょうか??
トリートメントしているのに何故傷むんだろう??
そうお考えのあなたは是非当店のアドバイザーにご相談下さいね。