縮毛矯正をかけると白髪が増える?薄毛になるって本当?
お客様からのご質問
縮毛矯正していると薄毛になったり、髪が薄くなるって聞くけど…
それって本当なんですか?
当店からの回答
そんな事はありませんよ!
ただし、正しい工程で行われていれば…の話ですが。
お客様からのご質問
え?間違った工程で施術される事もあるんですか…?
その場合は薄毛や白髪になってしまうんですか?
当店からの回答
残念ですが、誤った工程での施術になってしまう事は起こりえます
誤った工程だからと言って、絶対に白髪や薄毛になるわけではありませんが、、、
その場合、リスクが高くなるのも事実です。
基本的に、正しい工程で縮毛矯正が行われていれば、それらのリスクは考えにくい物です。
…では、正しく無い工程ってどういうものなの…?
そんな疑問を持たれた方の為に
- 縮毛矯正で白髪や薄毛になり得る!間違った(正しくない)工程
今回はこちらについてお伝えしていきたいと思います。
白髪や薄毛になる可能性がある縮毛矯正の工程
まず、縮毛矯正の基本的な工程は以下のようになります。
工程1/一剤を塗る
一剤の効果で、キューティクルを開き、髪内部に浸透させ、くせ毛の原因になっている髪の分子(たんぱく質)の結合を解除する
工程2/薬剤を洗い流す
時間を置き十分に薬剤を浸透させたところで、一液を洗い流す
工程3/乾かす
髪全体を乾かし、充分水分を飛ばす
工程4/高温アイロン処理
180度程度の高音アイロンでプレスして、癖毛をストレートに伸ばす
工程5/二剤を塗る
一剤で解除した髪の分子(たんぱく質)を、ストレートにした状態で再結合(固定)させる
以上のように、工程自体はとてもシンプルです。
…ですが、この工程のうち
- 工程1:一剤の塗布
- 工程4:高温アイロン処理
この二つの工程には、以下のようなケースに注意が必要です
- 一剤塗布の際に頭皮につけてしまう
- 高音アイロンで髪を無理に引っ張る
こんな誤った方法をとってしまう事があるからなんです。
一剤が頭皮につくとどうなるか
先の工程でお伝えしたように、一剤には
- キューティクルを開くためのアルカリ剤
- たんぱく質の結合を解除する為の還元材
これらが配合されています。
この一剤は、髪のたんぱく質(アミノ酸)の結合を分解するための強い薬剤なので、誤って頭皮につけてしまうと、頭皮や毛根にとってもかなりのダメージになります。
どちらも頭皮に付くとヒリヒリして、かなりの刺激になります。
ですので、誤って頭皮に付いてしまう回数が多ければ、毛根が刺激を受け確実にその働きは弱っていく事に…
毛根の働きが弱ってしまう為、最終的に白髪や薄毛になってしまう、、、。
こんな可能性は否定できません。
高温アイロンで髪を無理に引っ張るとどうなるのか
次に、高温アイロンについてですが、通常は無理にアイロンで髪を引っ張ったとしても、白髪や薄毛になる可能性は低いです。
ただし、それはきちんと頭皮がケアされて健康であった場合の話です。
万が一先程の一剤が頭皮につき、あらかじめ頭皮や毛根にダメージを受けていた場合、高温アイロンで引っ張ってしまうと、やはり毛根へのダメージはかなり大きなものになってしまいます。
この場合も、白髪や薄毛の要因を作ってしまっている可能性は否定できません。
ちなみに、きちんとした施術を行った場合、引っ張る事はありませんよ!
アイロンで髪を引っ張ってしまうと、お客様の不快感は相当なものですからね(汗)
白髪になる原因は?
毛根の中にはメラノサイトという髪の色素を作る細胞があります。
このメラノサイトが
- 毛母細胞に色素情報を伝達しなくなる
- 色素をつくる働きが止まる
これらが白髪になる原因です。
何故メラノサイトが色素情報を伝達しなくなってしまうのか?についてははまだ解明されていませんが、今のところ…
- 老化
- ホルモンバランスの変化
- ストレス
- 紫外線
これらの説が有力だと言われています。
いずれにせよ!
毛根の働きが弱まると白髪や薄毛になる可能性は高まると言えます!
発毛にも毛根の働きが大切です。
髪が発毛する仕組みは、まず毛根中の毛乳頭が血液を栄養にします。
そして、毛乳頭の周辺にある毛母細胞がその栄養を使って、細胞分裂を繰り返し髪を育て発毛します。
このことからも、白髪や薄毛の予防には毛根を大切にしなければいけない事が分かりますよね🎵
毛根は植物の根っこの様なもの、根っこが元気なら植物も元気に伸びていきますよね!
万が一、今回の内容があなたにも当てはまってしまったら!
今回は、縮毛矯正は白髪や薄毛の原因になるのか?という内容でお伝えしてきました。
基本的に、縮毛矯正の薬剤は頭皮につけずに使用するのが原則です。
毎回施術のたびにヒリヒリと痛んだり、薬剤が付いてしまっていると感じた場合は頭皮や毛根にダメージを追っている可能性がありますので注意が必要です。