知らないと損!ヘアカラーの色落ちを防ぐ7つの常識を美容師が徹底解説
なんとかしたくて、色落ちを防ぐ方法をブログで調べたり、担当の美容師のアドバイスもちゃんと実践してるんだけどなぁっ。
では、あなたが実践している方法って以下のようなものだったりしませんか?
- 当日、翌日のシャンプーはしない
- ぬるま湯で洗う
- すぐに髪を乾かす
- アイロンやコテを使わない
- オイルをつけて保湿する
もしあなたが、ヘアカラーの色落ちを防ぐために実践している事が1〜5の方法だとしたら、、、
もっと効果的に色落ちを防ぐコツがあるんです。
そんなあなたの為に、
- 本当に効果的なヘアカラーの色落ちを防ぐ方法
をお伝えしていきたいと思います。
ヘアカラーの色落ちを防ぐ7つの常識
もしあなたがヘアカラーの色落ちを防ぎたいなら、是非これから紹介する7つの方法を実践してみて下さいね。
きっとあなたはお気に入りのヘアカラーをもっと長く楽しめるようになりますよ。
【常識1】毛髪保護成分を利用してヘアカラーをしてくれサロンを選ぶ
早速ですが、ヘアカラーが色落ちしやすい一番の原因は、
- キューティクルが剥がれている
- 元々キューティクルが少ない髪質
こんな原因が挙げられます。
なので、色落ちを防ぐ為には単純にキューティクルケアをしなければいけない事が分かると思います。
そこでオススメなのが、コンプレックス系のトリートメント(毛髪保護成分)を利用してヘアカラーの施術をしているサロンでヘアカラーをする事なんです。
コンプレックス系のトリートメントって?
コンプレックス系のトリートメントというのは、髪にシリコンのような皮膜(キューティクルの変わり)を作って色持ちやツヤを良くするトリートメント。
ただ、シリコンのようにヘアカラー やパーマの邪魔になったりする事がなく、この数年で主流になってきた毛髪保護成分なんです。
このコンプレックス系のトリートメントを使ってヘアカラーをすると、疑似的な皮膜がキューティクルの変わりをして、色落ちを効果的に防いでくれます。
サロンによっては扱っていなかったり、追加で料金が必要になる場合もあるので、事前に問い合わせするようにしましょうね。
問い合わせの仕方をアドバイス
コンプレックス系トリートメントの代表的な商品名は
- R(アール)トリートメント
と言います。
美容室に問い合わせる際は、
- ヘアカラーの時にRのトリートメントは使っていますか?
- 追加料金はかかりますか?
と問い合わせると良いと思います
ちなみに、キューティクルが剥がれていると何故色落ちしやすいのか?
【常識2】ヘアカラーの放置時間をのばす
これはざっくりと簡単に説明すると、、、
ヘアカラーの染料というのは
- 髪の中で小さな分子→大きな分子に変化(この反応を酸化重合といいます)
この酸化重合の反応で染料が大きくなるから、キューティクルの隙間からヘアカラーの染料が外に出にくくなるという仕組み、キューティクルが蓋の代わりになるイメージです
ただし、染料が大きくなるためにはヘアカラーの時に十分な放置時間が必要なんです。
なので、美容室でのヘアカラーの放置時間が15分程度と短い場合は、放置時間を10分〜15分程度伸ばしてもらうと色持ちが良くなった!
と実感できる事が多いです。
いつもの放置時間から10分伸ばしてもらうお願いの仕方
そうは言っても、
- いつも美容室で何分くらい時間をおいてもらっているかわからない!
- 時間を伸ばしてとは言い出しにくい
そんな方も多いと思います。
そんな方は、1の場合は次回からこっそりスマホなどで放置時間を測ってみましょう(笑)
担当の美容師さんと気まずくならないようにあくまでこっそりですよ(笑)
そして2の場合は、色持ちを良くしたいからヘアカラーの放置時間をもう少し伸ばして欲しい
と素直にお願いしてしまいましょう。
あなたの髪の悩みを本気で考えてくれる担当者なら特に問題なく応えてくれるはずです。
放置時間が長くてもこんな心配はいりません
放置時間を長くおくとなると、一般的にはこんな解答が美容師さんから返ってくることもあるでしょう、
- 色味が濃く入りすぎる
- 髪が傷む可能性がある
でも、1の場合は放置時間を長く設定する前提で薬剤を調整すれば全く問題ありせん。
2の場合については、ヘアカラーの時間を10〜15分長く置いた程度で著しくダメージが進むことはないので安心して下さい。
【常識3】できれば10レベル以下でオーダーする
ヘアカラーは、一般的に10レベルくらいの明るさから黄色みが増してきます。
なので、あまりにも色落ちが激しい!という方は、最大で10レベル程度の明るさに抑えた方が色落ちした時に黄色くなりにくくなります。
【常識4】ドライヤーやアイロンにこだわる
近頃はヘアビューザー、ヘアビューロンに代表されるような使うたびに髪が綺麗になる!
こんな効果を売りしている製品も人気です。
一昔前にはイオンドライヤーやナノのように乾かすと髪がしっとりする!
こんな製品が人気でしたが、こういった製品の最新型と考えてもらえればいいと思います。
ドライヤー、ストレートアイロン、コテに至るまで色々な製品がありますが、ヘアビューザーやヘアビューロンを実際に使用しているお客様が来店されるたびに
- 髪が痛みにくい
- ツヤがものすごくでる
- ストレートアイロン、コテを入れても髪が硬くならず柔らかい手触い
こんなふうに感じます。
ドライヤーやアイロンのように熱を利用するアイテムは、使用するたびに髪に少しずつキューティクルや、ヘアカラーの色素に負荷をかけてしまいます。
でも、どうしても毎日利用する場合が多いですよね!
なよで、この負荷を減らせば色落ちの予防に繋がるので、こういった製品を利用するというのも一つの手です。
補足
ヘアビューザーやヘアビューロンが謳っている、波動の効果で使えば使うほど髪が良くなる!
この理屈は、メーカーから正式な発表がないので本当のところはわかりません。
ただ、通常のドライヤーやアイロンよりはダメージを抑える効果が高い製品
ということは、サロンの現場の意見としてお伝えできます。
【常識5】シャワーヘッドを変える
お湯の温度を下げたほうが色もちが良いですよ!
美容師さんからこんな風にアドバイスをもらった事がある方も多いのではないでしょうか?
これは正しいアドバイスなのですが、実はお湯に関してはもっと効果的に色落ちを防ぐため方法があります。
それは、シャワーヘッドを塩素除去タイプに変えること。
これはなぜかと言うと、
- お湯の中に含まれる塩素の反応を抑える
という効果がヘアカラーの色落ちを予防することに繋がります。
塩素は髪に有害なもの
科学的には、塩=アルカリを指します。
そして一般の方にも分かりやすいように、かなりざっくりな説明ですが塩素=アルカリ性という性質があります!
キューティクルは
- 水に濡れると開きやすい
という性質がありますが、それに加えて、
- アルカリ性ではガッチリ開く
という性質ももっています。
キューティクルが開くという事は、髪の中に定着したヘアカラーの染料も流れやすくなってしまうという事!
だから、色落ちを予防したい方はシャワーヘッドを塩素除去タイプに変える事が効果を発揮します。
【常識6】アミノ酸系シャンプーを使う
アミノ酸系シャンプーを使った方がヘアカラーの色持ちが良くなるというのは、もうどんな美容師さんでもお客様にお伝えしているくらいポピュラーになったアドバイスですね。
これは正にそのとおりなんです。
洗浄力の強いシャンプーだと、せっかく入れたヘアカラーの染料が泡と一緒に流れ出てしまいます。
でも、アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が優しいという特徴があり、シャンプーの度に流出してしまう色素を最小限に抑える効果が!
この洗浄力の優しさが色落ち予防につながるわけです。
それから、アミノ酸系のシャンプーは弱酸性のものが多いですが、他のシャンプーはアルカリ性を示す物が多いです。
シャンプーがアルカリ性だとキューティクルが開きやすいので、更にヘアカラーの染料が流れやすくなり色落ちが進む原因に!
アミノ酸系のシャンプーはそんな事はないのでヘアカラーした髪にも安心して使えるという訳です。
【常識7】色持ちの良い色味を選ぶ
実はヘアカラーには色落ちがしやすい色、しにくい色があります、、、
これはもう原理的なことなので変えようがありません。
なので、色落ちをできるだけ防ぎたいなら赤系のヘアカラーを選ぶようにすると間違いありません。
ただし、赤系が苦手という方は無理に色持ちを良くしようとせずに、むしろ色落ちの経過を楽しむ方法もありだと思います♪
ヘアカラーが色落ちする理由をシンプルに解説
ヘアカラーが色落ちする理由を理解するには、ヘアカラーの発色の仕組み知ってもらえると分かりやすくなります。
なので、ここではヘアカラーの発色の仕組みをお伝えしていきますね。
ヘアカラーの発色の仕組み
手順 1キューティクルを開く
普段は閉じているキューティクルを開いて髪の中に染料が入りやすくする
手順2 染料が髪の中に浸透する
ヘアカラーの染料がキューテュクルの隙間から髪の中に浸透
手順3 染料が発色しながら、大きくなる
染料が色をだしながら、どんどん大きくなりキューティクルの隙間から出にくくなる
めちゃくちゃ簡単ですよね!
本当はブリーチも同時に行わていたり、アルカリや過酸化水素がとか、カプラーがとか色々難しい言葉が絡むんですが。。。
一般の方にも分かりやすくお伝えするならこの感じがベストだと思います。
ヘアカラーが色落ちする理由
ヘアカラーの発色の仕組みを理解して頂いたところで、次はヘアカラーが色落ちする理由を解説します。
ヘアカラーが色落ちする理由をシンプルに解説
前述したように、ヘアカラーの染料はキューティクルの隙間から出ないように大きくなっています。
でも、キューティクルが剥がれたり、開いていたらどうでしょうか?
これは、蓋の無い缶にペンキが入ったのと同じようなもの、、、だだ漏れですね!
これでは色落ちするのも当然といえます!
このように、ヘアカラーが色落ちする一番の原因は
- キューティクルが開きっぱなし(塩素、アルカリ性のシャンプー、濡れたままの髪)
- キューティクルが無い(ブリーチ、ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正のしすぎ)
他には、
- ドライヤーやアイロンの熱で染料を壊してしまう!
これも色落ちを早める大きな理由になります。
色落ちを予防する為の予備知識も教えちゃいます♪
他にもよそでは教えない、色落ちを予防する為に知っておきたい知識を教えちゃいます♪
市販のヘアカラーは発色◎色持ち☓
これはセルフカラーをしている方に対しての知識になりますが、、、
市販のヘアカラーは色はすごく発色がキレイ!でも色落ちが早いような気がする。
こんな風に感じませんか?
実はこれそのとおりで、理由としては市販のヘアカラー剤は直接染料という染料が混ざっている物が大半だからなんです。
この直接染料の特徴は発色は鮮やか!でも色持ちは悪い!
という特徴があります。
美容室で使用するヘアカラー剤は酸化染料という色持ちが良いタイプのカラー剤が主流です。
だから、市販のカラー剤を使用している場合は色落ちが早いのは当然なんです。
セルフカラーで染める場合も、最近はプロ用の薬剤がネットで買えたりしますのでこの機会にそちらに変えてみるのも、色落ちを予防する一つの手かもしれませんね!
ヘアカラー後の酸熱トリートメントは色持ちを悪くする
髪をツヤツヤに改善する酸熱トリートメント、最近よく耳にしますよね。
でも、このトリートメントはカラー後に行うと色落ちがすすむので注意が必要です。
特にアッシュ系の色味は分かりやすく色落ちしますし、他の色味でもそれなりに落ちてしまいます。
なんか最近、以前に比べて色落ちが激しい気がする、、、。
こんな方は酸熱トリートメントをしていたりしませんか?
流行っているから、効果がわかりやすいからと導入しているサロンも多くなってきていますが、、、、
生半可に使用すると、髪がキレイになってもヘアカラーが黄色っぽく明るくなってしまう場合もあります。
ヘアカラーの色落ちが気になる方は、酸熱トリートメントに要注意です!
確実にヘアカラーの色落ちを予防できるはず!
いかがでしたか?
今回お伝えしてきた方法は確実にヘアカラーの色落ちを予防し、色持ちがよくなっている事を実感してもらえるモノを厳選してお伝えしてきました。
ヘアカラーの色落ちを予防する際の一般的なアドバイス、これは例えば、、、
- 髪を濡れたままにしない
- ブリーチしない
- アイロンをなるべく使わない
- 染めた当日と翌日は洗わない
このようなものとは毛色が違った予防法で、美容師さんと相談しないとできないような方法も紹介しました。
ですが、逆に言えば
- 毛髪保護成分を使う
- 放置時間をのばす
- 10レベル以下のカラーにする
この3つは美容師さん相談する、または扱っているお店を探すだけで次回からすぐに行える方法とも言えます。
できれば、今回紹介させて頂いた方法を上から順に実践してもらえると色落ちの予防効果が大きいのでオススメです。
全部は無理という方も多いかもしれません。
でも、いくつかを実践して頂ければその効果を実感していただける方が多いと思います♪
ヘアカラーの色落ちが気になり、これまで色々調べて試してみたけどだめだった!
こんな方はほど、ぜひ騙されたと思って一度試して見てくださいね。
きっと効果を実感して喜んで頂けると思いますよ!