【安くて上手はありえる?】美容室のヘアカラー料金の違い!髪を染める料金が違う理由は?

美容室ってお店で値段が違うけど、それってなぜ?それから安くて上手な美容室ってあるの?

確かに、美容室のヘアカラーの料金は店舗毎にかなり違いがありますよね。

では、料金の違いっていったいなんなんでしょうか?

今回はそんな内容と、美容業界全体のカラー料金の相場を解説していきます。

 

美容室のカラーリングの相場

美容室のカラー料金については、以下の表をご覧ください。

厚生科学審議会生活衛生適正化分科会

ヘアカラーの料金は4700円~6800程度が地方別の平均価格となっています。

この表からは、関東が一番高く、北海道や東北が一番安い価格設定が多いようです。

これは、地代家賃や人件費の違いが影響していると思われます。

ヘアカラーの料金を全国で平均すると、約5480円となります。

同じようにカットの全国平均を算出すると約3070円。

という事は、カット&カラーの全国平均は8500円程度という事になります。

安くて丁寧!安くて上手なお店はあるの?

美容室の経営スタイルによって料金は様々ですが、お客様の身になれば価格がお得+上手なら最高ですよね?

では、そういったお店は存在するのでしょうか?

経営的な部分から考えると、価格によってお客様にかけられる時間、薬剤、サービスが変わってきます。

例えば経営的に考えるなら以下のような具合になります。

  • 3000円のカラー料金であれば一人30分で仕上げ
  • 6000円のカラー料金であれば一人60分で仕上げ

これはどうしてこうなるのか?

というと、、、、10分千円のマッサージ店をイメージすると理解しやすいです。

10分で千円の売り上げが上がるビジネスモデルを美容室にあてはめると、上記のような30分なら3000円、60分なら6000円という具合です。

また、マッサージ店は美容室と違い薬剤やシャンプー、ガス代などの経費も掛かりません。

だからこそ、料金によってお客様にかけられる時間、薬剤、サービスは変えざるを得ない。

というのが美容室経営の現実です。

では安くて上手しないの?というと、絶対そうとも言い切れないかもしれません。

絶対そうとも言い切れない理由

これは可能性の問題となりますが、美容業界というのは経営というより家業・職人という感覚で仕事をされている方も多いです。

だから、利益度外視で沢山の人に喜んでほしい、こんな気持ちで料金を安く設定されている場合もあるかもしれません。

また、自宅兼店舗や、所有物件で運営しているサロンなどは、家賃という固定費を限界まで下げて設定できるという場合もあるでしょう。

そのような事情のサロンであれば、毎月固定でかかる経費が他のサロンよりも少ないため料金を低く設定しても利益がでる場合もありえます。

もし、お得な料金なのにすごく丁寧、そんな美容室を見つけられたらラッキーですね。

でも、ひとつ気を付けたいのは、人気がないから安くするしかない。

という場合もありえます。

ここは十分気をつけてお店を選ぶべきでしょう。

高いから丁寧、高いから上手は本当?

逆に料金が高額なほど丁寧で上手なのか?といえばどうでしょうか?

先に説明させて頂いたとおり、料金に応じてお客様にかけられる時間というのはある程度決まってしまいます。

ですから、ある程度高額な料金のサロンなら、ホスピタリティー(おもてなし)という部分ではしっかり丁寧な対応をしてくれるさロんが多いはずです。

ただし、担当の美容師さんとの相性次第では、丁寧な対応を面倒に感じたりする場合もありそうです。

技術がうまい、ヘたという事に関しても、美容師さんとの相性が占める割合も大きいといえます。

ですので、料金が高いから必ず丁寧、上手に感じるか?というと、必ずしもそうではない。

といえそうですね。

 

美容室のヘアカラー料金の違いは経営方針

ここまで読んで頂いた方はすでにお分かりだと思いますが、事前に設定した料金は美容室の経営方針がそのまま反映されています。

これは、料金が安いから良い、悪いという事ではなく、その逆もまたしかりです。

例えば、白髪がとても多くて2週間に一度カラーしないと追いつかない。

そんなお客さんには2000円でリタッチカラーができる美容室は大変喜んで頂けるはずです。

もしカラーが10000円なら、使用する材料にこだわる事ができるので、髪が傷みやすかったり、色味にこだわりがあるお客様に喜んで頂けるはずです。

このように、美容室のカラー料金は、どのようなお客様に満足頂きたいのか?

という考えを反映しているといえます。