【優しく解説】ヘアカラーが色落ちして明るくなる!本当の理由
ヘアカラーが色落ちする仕組みと、色持ちが良くなる方法を知りたい
そろそろ美容室でヘアカラーするタイミングなんだけど、、、
せっかくキレイに色をいれても割とすぐに明るくなるから、色落ちが早い気がするんだよね~!
そういえば、他の人はカラーの色持ちってどのくらいなんだろう?
色持ちが悪いと感じているあなたの場合、ひょっとして本当に他の人より色持ちが悪いのかもしれません。
ヘアカラーの色持ちは平均すると1ヶ月や2ヶ月くらいと言われていますが、実はヘアカラーする髪の明るさでその期間にはかなり幅があります。
じゃあ、染めるた髪の明るさでどのくらい色持ちが変わるの?
ということで、今回のテーマは髪質改善を得意とする美容室プールブーから
- 染めた髪の明るさでどのくらい色持ちが変わるの?
こんな内容をお届けしていきたいと思います。
ついでに、ヘアカラーの色落ちはどんな仕組みで、色持ちをよくする為に必要なあまり語られない真実!もお伝えしていきますよ~♪
ヘアカラーの色持ちってどのくらいが普通なの?
ヘアカラーの色持ちというのは
- どのくらいの明るさに染めたのか?
で随分違いがでてきます。
染め上がりの明るさ別!色持ち期間を解説
美容室でヘアカラーをして仕上げてもらった明るさによって色持ちが違うとお伝えしましたが、ここでは早速その違いを解説していきます♪
ブリーチ+カラー
ブリーチしてから色を乗せるヘアカラーはダブルカラーと言います。
ダブルカラーの色持ちの目安は2週間から3週間くらいが一般的です。
13~12レベルの明るめのヘアカラーに仕上げた場合の色持ち
ブリーチせずにヘアカラーで染まる限界に近い明るさが13~12レベルの明るさになります。
色持ちの目安は3週間~1ヶ月位になることが多いです。
11~10レベルの明るめのヘアカラーに仕上げた場合の色持ち
11、10レベルは少し透明感が出てくる明るさです!
色持ちの目安は1ヶ月~1ヶ月半位になることが多いです。
9~8レベルのちょっとだけ明るめヘアカラーに仕上げた場合の色持ち
9~8レベルは比較的落ち着いた雰囲気をたもちつつ、程々に明るくしたい!
そんな時にオーダーされるケースが多いです。
色持ちの目安は1ヶ月半~2ヶ月位になることが多いです。
7~6レベルのほんのり明るめヘアカラーに仕上げた場合の色持ち
7~6レベルは自毛よりすこーしだけ明るいかな?
という微妙なニュアンスの明るさです。
色持ちの目安は2ヶ月以上になることが多いです。
それから、ブリーチやヘアカラーを繰り返している髪は色持ちが短くなりますよ
ヘアカラーの色落ちってなんでするの?
まず、ヘアカラーが色落ちする理由を一般の方にも伝わりやすいように、優しく簡単に解説していきますね。
それから色落ちにまつわる疑問にも解説していきますよ♪
ヘアカラーが色落ちする理由
ヘアカラーが色落ちする一番の理由は、
- 髪の表面を覆っているキューティクルの隙間からカラー剤の染料が流れ出てしまう
なんといってもこれが一番の理由になります。
髪がブリーチやヘアカラー、縮毛矯正、パーマ等で傷む程キューティクルが剥がたり、開きやすい状態になり、染料は流れやすくいなります。
なので、ヘアカラーの色落ちを予防したい人は、キューティクルのケアを優先すると効果的です。
ヘアカラーが色落ちすると明るくなるのはなんでなの?
ヘアカラーが色落ちすると、染める前よりも髪色が明るくなる理由は
- ブリーチ(髪の色を抜く)※いわゆる脱色
- 髪の中に色を入れつつ発色させる
この2つを同時に行っているからなんです。
え?どういう事?
という方の為に解説すると。。。
カラー剤の仕組み1 まずブリーチが始まる
カラー剤がメラニン色素をブリーチ(脱色)しつつ、キューティクルを開いて隙間から染料が入りやすい状態にする
カラー剤の仕組み2 髪の中に染料が入る
キューティクルの隙間から入った染料が発色する
なので、ヘアカラーが色落ちすると明るくなる理由は、、、
- 髪の中に入った色素が無くなる→ブリーチされて明るくなったところまで戻る
色落ち後は、ヘアカラーでブリーチされた明るさより少し暗めに落ち着く場合が多いです。
ブリーチと発色を分けて分かりやすく解説
そんな方の為に、黒髪から初めて明るめのヘアカラーをする方の事例をブリーチと発色を分けて説明しますね♪
例えば、黒髪(自毛)の方が初めて◎レベルのヘアカラーをするケースで解説
通常はブリーチと発色を一緒に行うヘアカラーですが、今回はそれぞれを別々に行います。
手順1=黒髪を12レベルにブリーチ(約12レベル)
まず黒髪(自毛)のお客様をライトナーで明るくしていきます。
※ライトナーは色素が配合されていなくて、軽いブリーチのみできるカラー剤
(外人風に染めたりする際に使用する強いブリーチ剤は16レベル以上に明るくなる)
手順2=12レベルに明るくブリーチされた髪
ライトナーで黒髪を12レベルに軽くブリーチした髪の状態
手順3=明るくした髪にグレージュの薬剤を塗布
10レベルに染まるグレージュの薬剤を塗る
仕上がり
一度明るくなった髪色が、綺麗なグレージュに!
って思いませんでしたか?
でも、間違えたわけではなくこれには理由があります。
というのも、髪に染料が発色するとその染料の色味の分だけ仕上がりが暗くなるんです。
なので、イメージよりも仕上がりが暗くならないようき、ブリーチの段階では目指す明るさよりも少し明るめにしておく必要があります!
ヘアカラーが色落ちすると明るくなる理由ってそういうことなんだぁ~
補足
ここでは分かりやすくブリーチと発色を分けて紹介しましたが、これを同時に行うのが一般的なヘアカラーです[/memo]
すでに明るくなった髪にヘアカラー(2回目以降)する場合はちょっとだけ違いあり!
ヘアカラーを繰り返す場合はブリーチが弱い薬剤を使い分けている
これはもう大丈夫ですよね?
- 一度ブリーチで仕上がりのイメージよりも明るくなる
- 染料が入って明るさが落ち着く
- 色落ちして①の状態に近づく
という事は、、、数カ月後に髪が色落ちすると自然に明るくなってるわけですから、次に染める場合はブリーチはいらないと思いませんか?
なので、美容師さんが次に染める場合は、ブリーチ力を弱めたカラー剤を使い分ける場合が多いです!
そうすると、ダメージ予防にもなりますからね♪
カラー剤の使い分けの補足
例えば、明るく染めて数ヶ月たつと、下の画像のように根本は黒で毛先が黄色という状態になる場合があります。
この場合は、根本にはブリーチ力が強い薬剤、毛先にはブリーチ力が弱い薬剤を使い分けてダメージを予防しています。
薬剤を使い分けても、根本と毛先の仕上がりはきちんと同じ色になります!
最後に
今回は、自分は色持ちが悪いかもと感じているあなたの為に、仕上がりの明るさ別に色持ち期間の目安をお伝えしてきました。
ヘアカラーの色落ちが早くてお悩みの方は、是非当店にご相談ください。