【明るさ別保存版】ブリーチなしのグレージュやアッシュ系人気4色をサロモ画像38枚で大公開
いつの時代も女性に人気があるヘアカラーの代名詞!
と言っても過言では無い程に人気のグレージュやアッシュ系のヘアカラー。
髪を明るくすると赤茶っぽくなってしまう!
それが本来の日本人の髪の性質なんですが、グレージュやアッシュ系のカラーはそういった髪の赤みを適度に抑えてくれる効果が高く、手軽に
- 外人風の寒色系(青色、緑色、グレー等)の色味を表現できる
- 暗い色味でも抜け感(透けた感じの軽さ)を表現できる
という特性があります。
だからこそ、「外国人のような髪色に憧れ」が強くてまた、「赤茶っぽい髪色はおばちゃん臭い」と嫌う傾向のある私達日本人に人気があるヘアカラーな訳なんですよね
そんな私達日本人に大人気のグレージュやアッシュですが、一言にグレージュ・アッシュと言ってもブルージュやグレージュに代表されるように、現在では様々な色味のバリエーションがあり、
自分がしたい色味はいったいどれなんだろう?と悩んでしまう事もあるのではないかと思います。
そこで今回は、グレージュやアッシュの中でもブリーチ無しでできる範囲で、特に当サロンで人気がある色味を
- 暗め(5~7レベル)
- 程よく明るめ(8~10レベル)
- 明るい(11レベル以上)
と一般の方に分かりやすく分類した画像で一挙に公開させて頂きます。
ブリーチしなくてもできるグレージュやアッシュ系のカラーリングを知っていただき、貴方がサロンで迷わずオーダーする手助けにして頂けたら嬉しいです
ダントツ人気はグレージュ
グレージュとはグレー(灰色)とベージュ(赤みの無いブラウン)がバランスよく配合された色味の総称で、普段は柔らかいベージュの髪色なのに光に当たるとグレーがかって見える。
そんなニュアンスが楽しめる色味となっています。
グレージュ暗め(5~7レベル)
4~5レベルのグレージュの仕上がりは、暗いくせにどことなく無く「抜けた感じの軽さ」を表現できる、いわゆる暗髪(あんかみ)と呼ばれます。
黒は黒なんだけど、どこかチャコールグレー(濃い灰色)を感じる発色がとてもおしゃれで、一般的なカジュアルスタイルから前衛的なモードスタイルまで合わせやすいカラーです。
この場合グレージュを活用すると、おしゃれを諦めて暗めにしなければいけないなんていうジレンマを脱却できますよ
抜け感があるから、暗めに染めても顔色が悪くなりにくいところもポイントです!
髪にほんのり明るさを感じ始めるけど、まだ暗めな領域の6~7レベルのグレージュ。
全体的にはまだ暗めのベージュなのに、ほんのり薄い灰色を感じはじめるのがこの位の明るさです。
光があたると、ベージュ?グレー?どっちだろう?
のようにどちらの色味も感じつつ、不思議と色の主張が強すぎずにとってもナチュラルな色合いが◎
そんなに明るくしたいわけでは無いけれどちょっとした変化がほしい。
そんなわがままを叶えてくれるのが6から7レベルのグレージュです。
程よく明るめグレージュ(8~10レベル)
このお客様のように
・元々の髪質が細く髪が持っている赤みが少ない
という場合はグレージュに染める前の状態が明るめであれば、このように灰色に近い発色を狙える場合もあります
8~10レベル程度にほどよく明るさがでてきた髪というのは本来少し髪が赤茶~オレンジがかってきてしまいます。
だから普通のブラウンやベージュを髪にのせてもなんとなく赤茶っぽくなってしまう事がこれまでは一般的でした。
しかし、上記の画像を見ていただいても分かるように、グレージュは赤茶けた感じを髪に一切感じない仕上がりを一回目のヘアカラーから実現できてしまいます
かつ、グレーが薄いベールのように発色するので「曇りガラスがかかったような、絶妙なベージュ色」に仕上がる事も、この位の明るさにグレージュを使用した際の特徴となります
MEMO
パキッとはっきりした発色というよりも、シアー(透明感のある)なベージュという言葉がぴったりハマるのが、程よい明るさのグレージュに感じる特徴です
明るいグレージュ(11レベル以上)
こちらはブリーチせずに、元々明るめの髪に淡いグレージュをのせたお客様の事例です
明るいのに黄色味を感じさせずに、とろけるような柔らかいベージュに仕上がっています
ブリーチ後のグレージュも知っておいて損なし(番外編)
ブリーチ無しでできるグレージュと比較するなら、ブリーチ後に重ねたグレージュの色味も知っておいて頂くと判断しやすいと思いますので、番外編としてブリーチ後のグレージュの仕上がりもご紹介しておきます。
まさしくただのベージュではなくグレージュというネーミングの真骨頂だと思います
まるでミルクティーのような柔らかな発色が特徴で、手軽に外国人風のヘアカラーを実現できていますね
全体をブリーチするとその後の髪のダメージが気になるという方は、まびいてハイライトや、毛先のみブリーチをして遊びを作るデザインもおすすめです
ブリーチ後に濃い目のグレージュをのせてあるので、仕上がりは非常にグレーがかってきているのがわかります
グレーの色味を強く感じさせたい場合は、一度ブリーチした髪にグレージュをのせることが必要です。
この場合、グレージュの色素の量をコントロールすることで、ミルクティーベージュのような淡い色合いから、実際に見た目がグレーというような色味を多彩に表現できるのがグレージュのいいところでもあります。
MEMO
当サロンでも、ブリーチをしたあとにのせる色味はグレージュを使用するパターンが一番多く事例が豊富です。
これは、ブリーチした場合にお客様からオーダー頂く色味としてグレージュがダントツに人気ということを表しています
いつの時代も安定して人気な色はやっぱりグレー系なんです
夏に大人気のブルージュ
ブルージュは、アッシュ系の色味の中でも濃い青色を使用したヘアカラーです。
青はオレンジの反対色なので、日本人が髪を明るくする場合になりがちな赤茶を完全に抑え込み、深みのある色合いながらもどこか抜け感のある発色が特徴です。
基本的に発色が濃いめなので、肌が白く見える効果もありますが、人によっては顔色が悪く感じる場合もあるので、一度担当者と相談した上でチャレンジしましょうね。
ブルージュ暗め(5~7レベル)
5レベル、6レベル程度の明るさでは、青みと深みを持ちながらも、不思議と黒より抜け感がある色合いを放つのがブルージュの特徴的です。
かわいい!よりは、かっこいい!やクールな雰囲気を求める方に好まれる傾向があります。
暗めのブルージュは発色が濃いので顔色に反映されると色白に見えます
しかし普段の私服にブラウンやベージュ、オレンジを好む傾向の強いイエローベースの方は顔色が悪く見えてしまう場合もありますので注意しましょう
※クールや知的な印象に見せたい場合には、美容師さんはあえてそういったヘアカラーの表現をする場合もあります
7レベル位の明るさの髪というのは、本来自毛が持つ赤みが強く反映されて赤茶っぽくなってしまう領域。
でも、ブルージュなら赤みを程よく中和し、「深い焦げ茶」ながらも「何故か抜けた軽さ」も併せ持った発色を可能にします。
程よく明るめブルージュ(8~10レベル)
8レベル位の明るさの髪というのは、程よく明るさがではじめ若干黄色みがでてきます。
ブルージュは自毛が黄色くなりかけている部分を濃いブルーで押さえつけ、明るくなった髪に黄ばみが出ることを許しません。
だから、色に深みがあるアッシュ系のいわば、こげ茶?ショコラ色?
なのに透明感を感じるという特別な発色をします。
そんな「深み」と「透明感」という相反する表現ができるからこそブルージュって絶大な人気があるんだと思います
明るいブルージュ(11レベル以上)
11レベル以上の髪は本格的に黄色みをやオレンジ味を帯び始める領域です。
そして、この明るさのブルージュはその黄色みと赤みを適度に抑えてくれます。
仕上がりは焦げ茶というよりも、透明感全開で明るめなのにギラツキを感じない。
それでいてどこか涼し気な雰囲気を演出してくれる特徴があります。
でも、ブルージュの色素は色残りが良いので時間が経ってもギラギラした金髪になりません
だからこそ夏場にリピーターが多い人気カラーなんだと思います
アッシュ系にしたいけど、色落ちが激しいなんて方も是非一度試してみてください
根強く人気のマットブルージュ
マット系(緑/オリーブ)とブルージュ(青/アッシュ)が混合された、これでもか!
というほど赤み抹消系のマットブルージュ。
マット(緑/オリーブ)は赤みとは真逆の色味で、髪がもっている赤みを完全に打ち消し独特のオリーブがかった発色をします。
普通のアッシュに飽きてきた。
なんて方には特にオススメしたいカラー、それがマットブルージュです。
暗めのカラーリングはくすみが発生してしまし、マットブルージュ本来の良さを生かせないので、サロンでも10レベル程度の明るめの髪への施術がメインとなります。
程よく明るめマットブルージュ(10レベル)
元々12レベル位の明るめの髪にマットブルージュをのせた仕上がり。
赤みは全く感じず、色味も深く、オリーブがかった発色が特徴的。
元々血色が良くないなんて方は、オレンジや赤みの強いチークが必須です。
個性的なクールを表現したお洒落さんは、顔色が悪くなるくらいんもブルー系メイクがマスト!
明るいマットブルージュ(11レベル以上)
上記の2つの事例は、やはり元々の髪色が明るい状態でマットブルージュをのせた仕上がりです。
ブルージュやグレージュとは違う、マットブルージュ独自の光に溶けそうなオリーブ色を感じてもらえると思います。
注意
マットブルージュを使用してここまでのような色味を表現するには、髪の赤みを抹消するために
- 元々12レベル以上の明るさがある
- 一度12レベル程度にトーンアップする
という事が必須になりますのでご注意ください
上記のお客様は白髪率60%とかなり白髪が増えてお悩みだったお客様です。
マットブルージュなら、本来の白髪の透明感を生かしてこんな素敵な仕上がりも実現できます。
マットブルージュ単体では白髪が染まらないので、グレイカラーもバランスよく配合してオリジナルの調合をしています。
中間から毛先にブリーチでハイライトを施した後に、濃いマットブルージュを載せた仕上がり。
クールで個性的な仕上がりは、人と違ったカラーが好き、又はやおしゃれ感度の高い人に人気です。
そういった場合は、毛先に同じ色を繰り返して淡い色味をひたすら濃くしていきましょう
ピンキーアッシュ
ピンキーアッシュはピンクとグレイ(灰色)が配合された色味の総称。
アッシュといっても赤みが強いので、これもアッシュ?
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かにピンキーアッシュで色味自体に強く反映されるのは薄いピンク~濃いピンクです。
しかしグレイが配合されていると考えればグレージュ系ともいえます。
色味の特徴としては、はっきりとした赤みではなく、「曇りガラスのように薄いグレーを赤みの上にまとった淡い淡いピンク」
赤みを抹消する普通のアッシュやグレージュカラーに飽きてきた!
なんて方にオススメしたいカラーバリエーションがこのピンキーアッシュです。
ピンキーアッシュもマットブルージュと同じように明るめの髪色でないと成立しない色味なので、事例も明るめ11レベルからのご紹介です。
9レベル以下の暗めの髪色では自毛の赤みが反映されてしまうので、淡いピンクを発色させる事が物理的に不可能だからなんです
程よく明るめピンキーアッシュ(10レベル)
この位の明るさは俗にテラコッタカラーなんて言われたりします。
赤みが有るような無いような?
光に透けた部分はベールがかかったような柔らかいピンクに感じるのが、この明るさのピンキーアッシュの特徴です。
明るいピンキーアッシュ(11レベル以上)
上記の仕上がりは、あえて赤みをプラスしたピンキーアッシュ!
感じてほしいのは、赤みの上にぼんやりと曇りガラスがかかったような柔らかさがあり、ピンクが主張しすぎないところ。
ナチュラル志向の方は赤みが強すぎると、
なんてなりがちです、そうならないのもピンキーアッシュの特徴といえます。
上記2つのピンキーアッシュの事例は、この色味の特徴がよくでています。
ピンクっぽい!だけど光に溶けてしまいそうな程柔らかい、そんなシアーなピンクを感じませんか?
これは配合されたアッシュが大きく影響しているからこその発色です。
ピンクの上をアッシュ
(グレイ)が包むように発色するからこそ、こういった良い意味で曖昧な発色が実現できているんです。
ピンキーアッシュ「番外編」
上記3つの事例は、ピンキーアッシュにあえて強めのピンクを配合した仕上がりです。
ピンキーアッシュ単品の仕上がりと比べて見ると、赤みがはっきりでているのが分かりますね。
ここであえて番外編をご紹介したのは、赤みになれていない方にはピンキーアッシュのベールがかったピンクの良さが伝わりにくいかも?
と考えたからです。
いかがでしょう、この番外編をご覧頂く事でピンキーアッシュ単体の色味の良さも実感頂けましたか?
お好みのヘアカラーは見つかりましたか?
今回は、当サロンでも人気の高い
- グレージュ
- ブルージュ
- マットグレージュ
- ピンキーアッシュ
にピックアップしたヘアカラーの仕上がりを、画像をふんだんに使用しご紹介させて頂きました。
ここまでにご紹介したグレージュやアッシュ系の仕上がりの中に、貴方のお好みのヘアカラーは見つかりましたか?
目標が明確になるほど、担当美容師さんが貴方の希望を叶えられる確率が飛躍的に上が事は間違いありませんし、なにより貴方が理想のヘアカラーを実現する手助けになれる事を僕は非常に嬉しく思います。
この記事を通して、少しでも多くの方が理想のヘアカラーを見つけてもらえることを願っています。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。