【ツヤ髪理論】縮毛矯正毛を傷ませずにヘアカラーで明るくしたいなら!

美容室のメニューの中でブリーチと肩を並べて髪をダメージさせてしまう縮毛矯正。

縮毛矯正というメニューは、薬剤反応と熱反応を利用したいわば髪の大手術です。

そんな状態の髪に、明るめのヘアカラーをする。

これを人間に例えるなら、

手術でお腹にメスを入れて手術

今度は別の病気でまたすぐにお腹を切らなけどればいけなくなってしまった。

 

こんなふうに縮毛矯正+ヘアカラーというのは、髪にとっては負担の大きい手術の連続となります。

とはいえ、髪が傷むのはわかっていながらも変化の少ないストレートに飽きてしまい、せめて髪を明るくして変化をつけたい。

そんな方も実際はとても多いのではないでしょうか?

そこで今回は、縮毛矯正した髪に明るいヘアカラーがしたい!という方に向けて、

縮毛矯正+ヘアカラー後も出来るだけ髪に負担をかけずに、美しいツヤ髪に保つ為の考え方

こんな内容をお伝えしたいと思います。

ダメージレスなカラーのオーダー方法

 

では、早速ですが縮毛矯正した髪を明るくしたい方へ、出来るだけ髪を傷めずにそれを実現する方法をお伝えします。

手順としては至ってシンプルで以下のようになります。

 

  1. 希望の明るを伝えて明るくする
  2. 数ヶ月後に根元だけカラーする(いわゆるリタッチ〕
  3. 毛先は黄色く傷んで見えるようになったらカラーしてもらう(できる限り回数を減らす)

 

この対処法は、大抵どのようなサロンでも対応可能で、しかも非常に簡単な方法なのに縮毛矯正された髪を美しく保つ為にはかなり効果的です。

とはいえ、どのように工夫しても1回目に明るく染める祭のダメージだけは絶対に避けられません。

それから、簡単なだけに多少以下のようなデメリットもあります。

 

  • 毛先が黄色く見えるタイミングであっても、今回はダメージを考慮して毛先染めを我慢しなければいけない

 

このように多少のデメリットはありますが、この長期的なダメージレスの目線をもったプロセスで、髪を明るく染めても過剰にダメージしてしまう!という事がおこらなくなります。

できるだけダメージを小さく、少なくしよう

繰り返しお伝えする事ですが、縮毛矯した髪をヘアカラーで明るくする際に絶対に押さえておきたいのは、髪を明るく染めると絶対にダメージが発生するというとこです。

髪を明るくすれば、縮毛矯正してる、していないに関わらず少なからず髪は傷みます

 

これは、残念ながら現状どんなカラー剤を使用しても避けられない事実となります!

特に縮毛矯正をかけた髪の内部は、

 

  • 薬剤反応
  • アイロンの熱処理

 

 

これらによって見た目以上にダメージしやすい状態になっています。

なのでの明かるいヘアカラーをした以降もツヤサラを保ちたいという事であれば、毛先へのカラー処理は可能な限り避けるようにするのが鉄則です。

 

ヘアカラーは絶対に傷むからこそ

 

一般的に美容室で使用しているカラー剤は、大抵アルカリカラーという分類に大別されます。

アルカリカラーの名でも「明るくする為に使用するカラー剤」はどんなテクニックや理論を用いても、薬剤反応の工程において髪のダメージが0というのは不可能なんです。

その理由も、一般の方にもわかりやすく簡単にお伝えしていきますね。

アルカリカラーが髪を痛める理由

アルカリカラーが髪をダメージさせてしまう原因はざっくりお伝えするとカラー剤に配合されたアルカリ剤という成分にあります。

カラー剤のアルカリは簡単にいうと、アンモニアやモノエタノールアミンなどが主体で配合されている事が多いですが、一般の方にはややこしいので、今回は配合された成分などの難しい話は割愛します(笑)

じゃあ、そのアルカリはカラー剤でどんな役割を担っているのか?

というと、実は、、、

 

  1. 薬剤が浸透しやすいようにキューティクルをこじ開ける(薬剤の浸透補助)
  2. 2剤と反応してタンパク質を壊す(脱色、ブリーチ作用)

 

こんな風に、アルカリカラーを塗った髪ではアルカリ剤によってこのような反応がおこっています。

健康な髪のキューティクルはしっかり閉じているからこそツヤがでますし、外部からの刺激から髪の内部を守っていますので、①のように無理やりキューティクルをこじ開ければ髪がどうなるか?

これはとってもに簡単にイメージできるのでは無いでしょうか?

また、②のタンパク質を壊す脱色、ブリーチ作用はどう考えても髪の健康に悪そうですよね?

①②のどちらの作用も、カラーの薬剤によってダメージ具合を軽減する事は可能です、しかしまったく0にするという事はアルカリカラーの構造上から絶対に不可能な事といえます。

だから、ヘアカラー(アルカリカラー)をする度に髪は絶対にダメージしていくんです。

しかし、一般的な美容室ではまだまだアルカリカラーを繰り返す事が主流なので、縮毛矯正したあなたの髪は毛先にヘアカラーをする度に少しずつダメージが蓄積してしまいます、。

なので、前述させて頂いたように

 

  1. 希望の明るを伝えて明るくする
  2. 数ヶ月後に根元だけカラーする(いわゆるリタッチ〕
  3. 毛先は黄色く傷んで見えるようになったらカラーしてもらう

 

こんなシンプルな方法が、縮毛矯正を+明るいヘアカラーをしたあとも髪を美しく保つ一番の安全策となります。

 

当店では高濃度トリートメントカラーを使用して毎回ダメージ0で毛先の色味補充が可能です。

なので毛先が黄色く傷んで見えるのに染められないという事がありません。

しかし、こういったカラー剤は扱い方が難しく、どんなサロンでも対応できる方法ではありません。

よってここでは詳細な説明はいたしません。

 まとまりの良い美しい髪は正しいプロセスから

 

ただでさえ髪が傷む縮毛矯正ですが、更に明るめのヘアカラーをして髪を美しく保つというのは非常に難しい事です。

それは,今回の記事でお伝えしたようにヘアカラーは繰り返す度に少しずつ髪を痛めてしまうから、、、。

ですから、縮毛矯正とヘアカラーを繰り返しつつ、美しくまとまりの良い髪を保つ為には、必要最低限のダメージですむように配慮しながらヘアカラーを繰り返していく。

こんな考え方がとても大切です。

癖があってまとまらないからこそ縮毛矯正をかけていらっしゃる方に、痛むから縮毛矯正はしない方が良い!

できる限り髪に薬剤処理をしない方が確実にダメージは回避できる!

そうは分かっていても、縮毛矯正もヘアカラーもするな。

とは言えないですし、縮毛矯正は基本的にストレートスタイルしかデザインできないので、変化がなさすぎて飽きてしまう気持ちも非常に理解できます。

ですから、今回の記事を参考に縮毛矯正+ヘアカラーの付き合い方をご理解頂き、あなたの髪との上手な付き合い方を覚えて頂ければ嬉しいです。