縮毛矯正のいろは!所要時間・お手入れ方法は?ストレートパーマの方が向いているケースも知っておこう
くせ毛や、髪の広がりが気になっているので縮毛矯正をしたい!
こんな風にお考えの方、かなり多いと思います。
でもその前に、ストレートパーマとの違いや、所要時間、その後のお手入れ方法など必要な事を把握しておきたいですよね!
そこで今回は、これから縮毛矯正をかけたいという方に役立つ情報をまとめました!
是非参考にして下さい.
そもそも縮毛矯正とストレートパーマの違いって何?
縮毛矯正ってどんなメニュー?
- 頑固な癖毛をストレートにしつつ、ボリュームも抑える
縮毛矯正は写真の様に、しっかりと癖毛を伸ばしたストレートにするメニューです。
ストレートパーマってどんなメニュー?
- クセをすこし弱めながら、①②のような効果を期待できるメニューです。
- ゆるいクセで髪が膨らむ、広がり方のボリュームダウン
- 生え癖で根元が浮く部分をボリュームダウン
ストレートパーマは、クセを完全なストレートに伸ばすメニューではありません。
- 縮毛矯正はストレートになってボリュームダウン
- ストレートパーマはクセを弱めてボリュームダウン
こんな風に覚えてもらうと良いと思います![/say]
縮毛矯正とストレートパーマはどんな髪質やくせ毛に向いているのか?
う~ん…私にはどちらが向いているのかしら…?
こんな方の為に、以下のグラフをご用意しましたので参考にしてください。
クセが強い | クセが弱い | |
髪が硬い・多い | 縮毛矯正が特に適している◎ | 縮毛矯正が適している◯ |
髪が柔らかい・少ない | 縮毛矯正に適さない△ | 縮毛矯正に特に適さない☓ |
縮毛矯正が適している人
グラフからも分かるように、◎と◯に該当する毛量が多い+髪が硬い+クセがあるという方には縮毛矯正が適しています。
ストレートパーマが適している人
反対に、△の毛量が少ない+髪が柔らかい+クセ弱いがという方は、ストレートパーマが適しているケースが多いです。
どちらも適していない人
残念ながら、×の毛量が少ない+髪が柔らかい+クセが弱いという方は縮毛矯正とストレートパーマのどちらも最適とは言えません。
その理由というのが…
- 縮毛矯正をかけるとペタンコに
- ストレートパーマではクセが残りすぎる
このように本来得られるはずの効果を得られない結果に繋がりやすいからです。
軟毛の人はストレートパーマが◎の場合も!
ストレートパーマは簡単に言ってしまえば、縮毛矯正からアイロンの工程を抜いた施術です。
くせ毛を伸ばす作業はコーミングのみで、アイロンで熱を加えない為、クセが少し落ち着いた程度にボリュームダウンします。
縮毛矯正とストレートパーマの手順をサラッと解説
縮毛矯正とストレートパーマの手順は、縮毛矯正を基準にすると簡単にわかります♪[
手順1 縮毛矯正の1剤塗布
縮毛矯正の1剤を塗って10分から15分程度放置。
キューティクルを開き薬剤の浸透を補助しつつ、内部に浸透した1剤がたんぱく質を切断し髪を柔らかくします。
手順2 お流し
不要になった1剤を洗い流して乾かし、次に使用するアイロン処理の準備をします
手順3 アイロンスルー
180度程度のストレートアイロンで、柔らかくなった髪を熱を加えストレートに伸ばします
手順4 2剤を塗る
髪全体に2剤を塗り、ストレートの状態で固定する。10分〜15分放置します。
手順5 流して&ドライ
不要になった2剤を流した後に、トリートメント等で髪を整え、乾かして終了
ストレートパーマの場合は、手順3のストレートアイロンの工程がコーミングに代わります。
縮毛矯正とストレートパーマの持ちはどのくらい?
縮毛矯正は、半永久的に持ちます。
適正にかければ一度かけた部分はずっとストレートのままです。
ストレートが時間の経過ですこし緩む事はあります
かけ直すタイミングとしては根本が伸びてクセが出始めてから…目安としてはスタイルに
- 自分なりの違和感
- まとまりの悪さ
こんな違和感を感じ始めたら、次の縮毛矯正のかけ時と考える良いでしょう!
『〇〇カ月のタイミングでかけ直さなければいけない』という決まりは特にありませんよ♪
みんなはどのくらいで縮毛矯正を掛け直しているの?
かけ直すタイミングに決まりはないといっても、せめて目安は知っておきたいんですけど…[/say]
そんな悩みをお持ちの方には、以前まとめた記事に他の方が縮毛矯正をかけ直すおおよその時期をまとめた記事がありますので、こちらを参考にして下さい
ストレートパーマの持ちはどれくらい?
ストレートパーマは前述したように、根本のクセや、髪の広がりを抑える技術です。
ただし、アイロンを使用しないので残念ながら半永久的に持つと言うわけでは有りません。
次にかけ直すまでの持ちは、クセの強さや髪の太さ、毛量にも左右されます。
おおよそですが、髪が柔らかい+毛量が少ない+クセが弱いという条件の方がストレートをかけた場合
- ショートやボブで3ヶ月~4ヶ月
- ミディアムやロングで4ヶ月~半年
このくらいが平均的な持ちと考えて頂けるといいのではないかと思います。
施述時間はどのくらいかかるの?
クセの強さや毛量、使用する薬剤や工程によっても違いがありますが、
- 縮毛矯正とカットで3時間~3時間30分
- ストレートパーマで2時間30分~3時間
このくらいがおおよその施術時間の目安となります。
当店の様にアシスタントをつけず、スタイリストが専属のマンツーツーマン対応だともう30分程度かかるイメージになります。
縮毛矯正とストレートパーマの相場はどのくらい?
縮毛矯正やストレートパーマの相場は、都心や地方でもばらつきがあります。
そしてその中でも低料金、中料金、高料金と美容室の料金も細分化していますので、なかなかこのくらいが平均の相場とはお伝えしにくい部分があります。
ただ、一貫して言える事は縮毛矯正よりはストレートパーマの方が割安になる傾向があります。
ストレートパーマはアイロン操作が無いですし、縮毛矯正程は持ちませんからね![/say]
縮毛矯正とストレートパーマの後に気をつけることは?
当日はシャンプー厳禁
縮毛矯正やストレートパーマをかけてから24時間は、髪が不安定な状態にあり刺激を加えることが好ましくない為シャンプーは控えるようにしましょう。
もし誤って洗ってしまった場合は、すぐに乾かしてしっかりと髪をブローするようにしてください。
施述後24時間は帽子やまとめ髪を避ける
縮毛矯正とストレートパーマをかけてから24時間は、髪に跡がついてしまう可能性があります。
帽子を被ったり、まとめ髪はさけましょう。
同じ理由でヘアピンやヘアゴム、髪を耳にかけるのも避けるようにしましょうね![/say]
施述後24時間は、サウナ、プール、温泉の利用を避ける
温泉を避けるべき理由
一般的に温泉はアルカリ泉が多いです。
もしアルカリ泉に入った場合は、キューティクルが開く原因となり、酸性泉の場合は、髪がきしむ原因にもなります。
ただ、きちんと髪をタオルで巻き、保護した状態でなら温泉を利用する事も問題はありません。
万が一濡らしてしまった場合はしっかりと乾燥させる様にして下さい♬
サウナを避けるべき理由
日本のサウナは『乾式』である事が多く、室内を乾燥させる事で高温にしています。
お肌にとっても当然ですが、髪にとっても乾燥は大敵です!
本来のロウリュ方式の場合は蒸気によって温度を上げているので乾燥は防げますが、髪が長時間濡れた状態も良くないのでいずれも避けた方が良いでしょう。
プールを避けるべき理由
プールの場合は、消毒用の塩素によってpH値をコントールしています。
プールの安全性を維持する為の理想的なpH値は、中性である7.0とされていますが、髪にとって一番理想的なpH値は4.5~5.5の弱酸性と呼ばれる状態です。
消毒用の塩素は、常に一定のpH値を保っているわけではなく、水の量や、水中の細菌などによって常に変動しています。
酸性に傾いていれば、髪がキシキシとなる原因になり、アルカリ性に傾いていればキューティクルが開いてしまい、色落ちやクセが付きやすくなります。
髪が健康な状態でもあまり良い環境とは言えない為、なおさらの事避けた方が良いでしょう。
いずれの場合でも、施術から24時間はこれらの施設を避ける事をお勧めいたしますよ![/say]
髪が濡れたままの放置は避ける
濡れた髪はキューティクルがひらき、特にデリケートな状態。
そのまま放置すると、衣服の摩擦でキューティクルが損傷してツヤや手触りが悪くなる原因に!
縮毛矯正とストレートパーマでまとまる髪へ!施述事例を紹介
参考に、冒頭に掲載した当店で縮毛矯正とストレートパーマで仕上げたお客様の仕上がりとグラフをもう一度掲載しておきます。
縮毛矯正は【髪が硬い・多い】【クセが強い】髪質の方が適していますよ!
ストレートパーマは【髪が柔らかい・少ない】【クセが弱い】(広がる程度)髪質の方にオススメでしたね
クセが強い | クセが弱い | |
髪が硬い・多い | 縮毛矯正が特に適している◎ | 縮毛矯正が適している◯ |
髪が柔らかい・少ない | 縮毛矯正に適さない△ | 縮毛矯正に特に適さない☓ |
縮毛矯正とストレートパーマのダメージはヘアケアで予防しよう!
縮毛矯正もストレートパーマも、髪質に合った施術を行えばどちらも綺麗な仕上がりになります。
しかし先にも工程を説明しましたが…
- キューティクルを薬剤で無理に開く
- 薬剤によりタンパク質の結合を分解し、再結合させる
このような工程を踏んでいる為、髪にダメージが残ります。
①ではキューティクが傷つき、剥がれてしまったり
②では、タンパク質を分解する前の、健康な状態で再結合される訳ではありません。
ですから、そのまま普段通り過ごすとダメージが進み
- 手触りが悪くなる
- ツヤが失われる
こんな風に、少しずつコンディションが低下していきます。
そんな縮毛矯正とストレートパーマを綺麗に長持ちさせるには、日頃のヘアケアがとても重要です。
自宅で使用するホームケア製品
縮毛矯正やストレートパーマをかけた後には、アミノ酸やベタイン系のシャンプーでホームケアするのがお勧めです。
市販のシャンプーは洗浄力が弱く、刺激が強い製品が多く、デリケートになっている状態の髪では洗うたびに傷みやすくなります。
アミノ酸系シャンプー、ベタイン系シャンプーは皮脂やほこりなど落としやすい特性を持ちながらも、刺激が少ないためそのような事がありません。
髪にも頭皮にも優しいので、いつまでも綺麗を長持ちさせることができますよ(^-^)
シャンプーの選び方を詳しく知りたい方はこちらの記事も御覧くださいね。
サロントリートメントの活用
美容室のサロントリートメントは、髪に艶を与え、手触りを良くする優れたメニューです。
縮毛矯正やストレートパーマをした後の傷んだ髪には欠かせません。
でも、せっかくのサロントリートメントも、自宅で使っているシャンプー次第では、あっという間に効果が落ちてしまいます。
[list class=”li-check”]
- トリートメント成分がどんどん流失
- コーティングがみるみる剥がれる
[/list]
それを避ける為には、アミノ酸系やベタイン系シャンプーを選ぶようにしてください!効果を最大に高めつつ、長持ちさせてくれます。
サロントリートメントのツヤツヤ 、サラサラを長持ちさせる一番の秘訣…
それは、実はホームケア製品の見直しなんです!
後々絶対に傷むから!予防ケアがオススメ
傷んでからヘアケアを始めても効果は薄いので、傷む前から予防としてヘアケアを始めるのが大切です!
早めのヘアケアを心掛け、後々のコンディションの低下を回避しましょうね。
髪が傷んでからヘアケアを始めるのではなく、ダメージへの予防として始めるのが一番髪を綺麗に保つ秘訣です。
くせ毛や髪の広がりでお困りのあなたも、縮毛矯正、ストレートパーマで是非素敵なヘアスタイルを叶えて下さいね♪